第109回 薬剤師国家試験問題 問61(不整脈 問題) | リベラルアーツ!! 健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問61(不整脈 問題)

第109回 薬剤師国家試験
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問61(病態・薬物治療)

心電図上で QT 間隔の延長により生じやすくなる不整脈はどれか。1つ選べ。

 

1.洞停止

 

2.洞房ブロック

 

3.心房細動

 

4.発作性上室頻拍

 

5.多形性心室頻拍

 

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問61の解説

心電図のPQRSTと心房・心室の動きを考え、QT時間がどのようなときに変わるかを考える。

 

 

1.「×」洞停止は、洞結節が一時的に活動を停止し、P波が消失する不整脈です。

 

 

2.「×」洞房ブロックは、洞結節と心房の間の興奮電動が障害されておこる不整脈です。

 

 

3.「×」心房細動は、心房が痙攣するように細かく震え、血液をうまく送り出せない不整脈です。

 

 

4.「×」発作性上室頻拍は、突然、異常なリズムが心室以外の組織(心房など)から生じ、頻脈がおこる不整脈です。(※WPW症候群は、上室性頻脈性不整脈の1種)

 

 

5.「〇」多形性心室頻拍は、心室頻拍の1種で、発作時QRS波形が不規則に変化するのが特徴です。QT延長がみられ、心室細動に移行することもあります。

(※QT短縮は、ジギタリス投与時にみられます)

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