糖尿病を予防する・悪化を防ぐための食事方法
食事を摂って栄養素が身体の中に入ってくると、血液中のブドウ糖が濃くなります。
血液中のブドウ糖が濃くなってくると、食事が摂れない時のために、血液中の過剰なブドウ糖を細胞の中に脂肪として蓄えようと、
膵臓から血糖値を下げるホルモン(インスリン)が分泌されます。
インスリンは、食事が摂れない時に低血糖で倒れたりするのを防ぐため、
インスリンは、食事が摂れない時に低血糖で倒れたりするのを防ぐため、
血液中の過剰なブドウ糖を細胞の中に脂肪として蓄える働きをします。
脂肪は、体温維持や食事が摂れない時の栄養の貯蔵庫として大切な働きをしているのですが、
過剰にあると生活習慣病の元になると考えられています。
そのため、肥満症や糖尿病、脂肪をあまりつけたくないためのダイエットでは、食後の血糖値の上昇幅を少なくしたり、
インスリンの分泌量を減らすことが効果的と考えられます。
今回は、同じ食事内容でも食後の血糖値の上昇を抑える方法(=インスリンの分泌量を減らせる方法)をお伝えしたいと思います。
今回は、同じ食事内容でも食後の血糖値の上昇を抑える方法(=インスリンの分泌量を減らせる方法)をお伝えしたいと思います。
<結論>
野菜(サラダなど)⇒タンパク質(肉・魚など)⇒炭水化物(ごはん・パン・うどん・ソバなど)の順番で食べましょう。
野菜(サラダなど)⇒タンパク質(肉・魚など)⇒炭水化物(ごはん・パン・うどん・ソバなど)の順番で食べましょう。
<根拠>
野菜⇒タンパク質⇒炭水化物の順番で食べると、血糖値の上昇が逆の順番(炭水化物⇒タンパク質⇒野菜)で食べるよりも抑えられることが以下の図より示唆されています。
上記のグラフは、糖尿病患者における食事と血糖値変化を示した図(1例)2)
野菜⇒タンパク質⇒炭水化物の順番で食べると、血糖値の上昇が逆の順番(炭水化物⇒タンパク質⇒野菜)で食べるよりも抑えられることが以下の図より示唆されています。
上記のグラフは、糖尿病患者における食事と血糖値変化を示した図(1例)2)
上記の図は、健康な方における食事と血糖値変化を示した図(1例)2)
上記の図は、糖尿病患者における食事の摂り方の違いによる食後の血糖値変化(A)インスリン値の変化(B)2)
上記の図は、糖尿病患者における食事の摂り方の違いによる食後の血糖値変化(A)インスリン値の変化(B)2)
同じ内容の食事でも、食べる順番によって血糖値の上昇幅やインスリンの分泌量が変化する理由については、
野菜から食べることにより、野菜に含まれる食物繊維が、糖質・脂質・コレステロールなどよりも先に
小腸に到達するので、糖質・脂質・コレステロールなどの消化吸収を遅らせ、
食後の急激な血糖値上昇を抑えていると考えられる。
野菜から食べることにより、野菜に含まれる食物繊維が、糖質・脂質・コレステロールなどよりも先に
小腸に到達するので、糖質・脂質・コレステロールなどの消化吸収を遅らせ、
食後の急激な血糖値上昇を抑えていると考えられる。
急激な血糖値の上昇は動脈硬化を進行させるとも言われているので、食事を野菜から食べ、
タンパク質(肉・魚)⇒炭水化物(米・パン)の順で食べていくことは、
身体によい簡単な生活習慣の改善と言える。
≪参考資料≫
2) 今井佐恵子. 野菜から食べる 「食べる順番」 の効果. 野菜情報 2013 年, 2013, 5.
タンパク質(肉・魚)⇒炭水化物(米・パン)の順で食べていくことは、
身体によい簡単な生活習慣の改善と言える。
≪参考資料≫
2) 今井佐恵子. 野菜から食べる 「食べる順番」 の効果. 野菜情報 2013 年, 2013, 5.
2型糖尿病を予防する・悪化させない生活方法の結論
①肥満を予防する。
②食後高血糖を起こさなために、ゆっくり食事を摂る(野菜⇒タンパク質⇒炭水化物の順で食べる)。
③運動して筋肉をつけ基礎代謝量を上げる。
③運動して筋肉をつけ基礎代謝量を上げる。