第109回 薬剤師国家試験問題 問35(トリメブチンの作用機序) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問35(トリメブチンの作用機序)

薬理
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問35(薬理)

トリメブチンの消化管運動調節作用の機序はどれか。1つ選べ。

 

1.ドパミンD2受容体遮断

 

2.コリンエステラーゼ阻害

 

3.アセチルコリンM3受容体刺激

 

4.セロトニン5-HT4受容体刺激

 

5.オピオイドμ受容体刺激

 

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問35の解説

1.「×」

 

2.「×」

 

3.「×」

 

4.「×」

 

5.「〇」トリメブチン(セレキノン):消化管運動調律薬

消化管の運動が亢進している状態では、副交感神経終末にあるオピオイドμ受容体・κ受容体に作用して、アセチルコリンの遊離を抑制し、消化管運動を抑制します。

一方、消化管の運動が低下している状態では、交感神経終末にあるμ受容体に作用してノルアドレナリンの遊離を抑制し、結果として、副交感神経終末からのアセチルコリンの遊離が増加して、消化管運動が亢進します。

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