問337
膵がん患者(52歳男性、体表面積1.70m2)に対して以下のレジメンに従い治療を開始した。
1コース目に副作用が認められたため、 2コース目はゲムシタビンを20%減量することになった。
2コース目Day1のゲムシタビンの薬液調製に必要なバイアル数として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
(レジメン)
薬剤 | 投与方法 | 1コース(28日) | |||
ゲムシタビン1,000mg/m2
生理食塩液100mL |
主管より30分かけて点滴静注 | Day1 | Day8 | Day15 | Day22 |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
1.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 4バイアル、ゲムシタビン点滴静注用(1g)1バイアル
2.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 2バイアル、ゲムシタビン点滴静注用(1g)1バイアル
3.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 1バイアル、ゲムシタビン点滴静注用(1 g)1バイアル
4.ゲムシタビン点滴静注用(1g) 1バイアル
5.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 4バイアル
問337の解説
設問より、体表面積1.70m2・ゲムシタビン1,000mg/m2とあるので、
ゲムシタビン(ジェムザールⓇ)の必要量を求める。
ゲムシタビンの必要量:1.70m2×1,000mg/m2=1700mg
副作用のため、20%減量とあるので、1700×(1-0.2)=1360mg
よって、ゲムシタビン点滴静注用(1g)1バイアル・ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 2バイアル必要。
1.「×」
2.「〇」
3.「×」
4.「×」
5.「×」
2023.10.12時点の記事