第108回 薬剤師国家試験問題 問187(高齢者の薬物動態問題) | リベラルアーツ!! 健康・社会保険・労働に関すること

第108回 薬剤師国家試験問題 問187(高齢者の薬物動態問題)

第108回 薬剤師国家試験
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問187(病態・薬物治療)

薬物動態に影響を与える因子のうち、高齢者において起きていると考えにくいのはどれか。

1つ選べ。

 

1.体脂肪率の増加

 

2.血漿中のアルブミン濃度の低下

 

3.血漿中のα-酸性糖タンパク濃度の低下

 

4.肝血流量の減少

 

5.糸球体ろ過量の減少

 

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ADME 高齢による変化
吸収 胃内pH:上昇
分布 水分量:低下
脂肪量:増加
血清アルブミン(酸性薬物と親和性が高い):低下
α-酸性糖タンパク(塩基性薬物と親和性が高い):増加
代謝 肝血流量:低下
酵素活性:低下
排泄 腎血流量:低下
糸球体ろ過量:低下

 

1.「〇」加齢により、筋肉量が減少し、体脂肪率は増加する傾向がある。

 

2.「〇」加齢により、肝臓でのアルブミン産生能は低下する。

 

3.「×」加齢により、α-酸性糖タンパク濃度は増加する。

 

4.「〇」加齢により、肝機能が低下するため、肝血流量は減少する。

 

5.「〇」加齢により、腎臓の血流量が低下するため、糸球体ろ過量は低下する。

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