第108回 薬剤師国家試験問題 問162(制吐薬問題) | リベラルアーツ!! 健康・社会保険・労働に関すること

第108回 薬剤師国家試験問題 問162(制吐薬問題)

第108回 薬剤師国家試験
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制吐薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1.メトクロプラミドは、化学受容器引き金帯(CTZ)のオピオイドμ受容体を遮断する。

 

2.パロノセトロンは、消化器の求心性迷走神経終末やCTZのセロトニン5HT3受容体を遮断する。

 

3.オキセサゼインは、胃粘膜の知覚神経のニコチン性アセチルコリン受容体を遮断する。

 

4.プロメタジンは、胃壁細胞のガストリン受容体を遮断する。

 

5.アプレピタントは、嘔吐中枢やCTZのタキキニンNK1受容体を遮断する。
 
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1.「×」メトクロプラミド(プリンペラン®)は、化学受容器引き金帯(CTZ)のドパミンD2受容体を遮断することにより制吐作用を示す。

 
2.「〇」パロノセトロン(アロキシ®)は、5HT3受容体遮断作用により、制吐作用を示す。(~セトロン:5HT3受容体遮断薬)
 
3.「×」オキセサゼイン(ストロカイン®)は、局所麻酔作用により、胃粘膜の知覚神経を麻痺させ、反射的嘔吐を抑制します。
 
4.「×」プロメタジン(ヒベルナ®)は、抗ヒスタミン薬で、H1受容体遮断作用を持ち、乗り物酔いなどに用いられる。
 
5.「〇」アプレピタント(イメンド®)は、タキキニンNK1(ニューロキニン1)受容体拮抗作用により、制吐作用を示す。

まとめ
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