面接で最適な人材採用方法は?
秘書問題(最適停止問題)からの回答
仮に、100人の面接者の中から1人を選ぶには、
37人目までの中で、1番良いと思う人を1名ピックアップして、
38人目以降の面接で最も優秀な人を採用する。
つまり、37人目までは無条件に不採用とし、38人目以降で最も優秀な人を採用する。
秘書問題の条件(詳細な条件は割愛)
①人材を1名採用したいとする。
②n人が応募した。(nは決まった数とする)
③応募者に無作為に順番をつける。
④1人ずつ面接を行っていく。
⑤毎回の面接後、その応募者の採用・不採用を即座に決定しなければならない。
⑥不採用にした応募者を後から採用することはできない。
秘書問題の解答
今回の秘書問題を、数学的に解いていくと
最適な人材を採用する確率が最大となるのが、n/eのときとなります。
nは面接をする人数(100人面接すると仮定した場合)
eは自然対数(約2.718)なので
n/e=100/2.718≒37となるので
37人目までは無条件に不採用とし、38人目以降で最も優秀な人を採用すると
最適な人材を採用できる確率が最大となります。
私見
社風に合う人なのか、成果を出せる人物であるかは、
一緒に仕事をしない限り、面接での判断は難しいと考えます。
面接の前に、最低限のスキルチェックをした後は、
小規模事業と中大規模事業では面接の仕方を変えてみる方法が良いと考えます。
参考資料
秘書問題(最適停止問題)