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アビリーンのパラドックス

コミュニケーション
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勤務先の会社で、よくある光景ではないですか?
アビリーンのパラドックスとは
会議などで話し合いをしている際、
それぞれの会議参加者が本来考えている意見とは、
異なる事柄が決定されてしまうことです。

 

会議中、無意味だなぁと思っていても
反対意見が言えず、決まってしまうことが
ありませんか?
アビリーンのパラドックスとは 集団思考の一例
集団のコミュニケーションが上手く機能していないとき、
個々の人が「自分の考えは集団の考えと異なっている」と思い込んで、
集団の決定に対して、反対意見を言えないため
集団は誤った方向に動いてしまうこと。
アビリーンのパラドックス 小話
ある八月の暑い日、アメリカ合衆国テキサス州のある町で、
夫妻とその舅夫婦が団欒していた。
そのうち舅が53マイル離れたアビリーンに夜食を食べに行こうと提案した。
姑も夫妻もその提案に反対しなかったが、道中は暑く埃っぽく到底快適なものではなかった。4時間かかって疲れて帰宅した後で彼らはこう言い合った。

姑「家にいたかったけど、あなたたちが行きたそうなのでついて行ったわ」
夫「別に乗り気じゃなかったが、他が行きたそうだから連れて行ったんだ」
妻「あなたたちが行くと言うから一緒に行っただけよ。暑い中で出かけるなら家にいたわ」
舅「わしは別に行かんでも良かったが、お前らが退屈だから行こうと思ったんだが」

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