第109回 薬剤師国家試験問題 問86(漢方と副作用) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問86(漢方と副作用)

実務
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問86(実務)

漢方薬と代表的な副作用の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。

漢方薬 代表的な副作用
1 半夏瀉心湯 口内炎
2 芍薬甘草湯 高カリウム血症
3 半夏厚朴湯 下痢
4 小柴胡湯 間質性肺炎
5 黄連解毒湯 腎機能障害

 

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問86の解説

1.「×」半夏瀉心湯は、口内炎に用いられます。

 

 

2.「×」芍薬甘草湯には、甘草が含まれるため、低カリウム血症・血圧上昇・浮腫などの偽アルドステロン症がみられることがあります。

 

 

3.「×」半夏厚朴湯の副作用としては、過敏症(発疹・瘙痒)・肝機能障害などがみられることがあります。

 

 

4.「〇」小柴胡湯の代表的な副作用として、間質性肺炎の記載が、添付文書の警告にあります。

 

 

5.「×」黄連解毒湯の副作用としては、間質性肺炎・過敏症(発疹・蕁麻疹)・肝機能障害・食欲不振などがみられることがあります。

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