第109回 薬剤師国家試験問題 問33(利尿薬の作用機序) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問33(利尿薬の作用機序)

薬理
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問33(薬理)

メフルシドの利尿作用の機序はどれか。1つ選べ。

 

1.心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体刺激

 

2.バソプレシン V2 受容体遮断

 

3.上皮性 Na+ チャネル遮断

 

4.Na+-Cl共輸送体阻害

 

5.Na+-K+-2Cl 共輸送体阻害

 

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問33の解説

1.「×」心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体刺激薬は、カルペリチド(ハンプ)です。

 

 

2.「×」バソプレシン V2 受容体遮断薬は、トルバプタン(サムスカ)です。

 

 

3.「×」上皮性 Na+ チャネル遮断薬は、トリアムテレン(トリテレン)です。

 

 

4.「〇」Na+-Cl共輸送体阻害薬は、チアジド系利尿薬です。

チアジド系利尿薬:トリクロルメチアジド(フルイトラン

メフルシド(バイカロン)は、非チアジド系に分類されますが、作用機序は、チアジド系利尿薬に類似し、腎遠位尿細管でNa+とClの再吸収を阻害することによって、利尿作用を示します。

 

 

5.「×」Na+-K+-2Cl 共輸送体阻害薬は、ループ利尿薬です。

ループ利尿薬:フロセミド(ラシックス

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