第109回 薬剤師国家試験問題 問28(リスペリドンの副作用 問題) | リベラルアーツ!! 健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問28(リスペリドンの副作用 問題)

第109回 薬剤師国家試験
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問28(薬理)

リスペリドンが高プロラクチン血症を引き起こす機序はどれか。1つ選べ。

 

1.線条体でのドパミンD2受容体遮断

 

2.線条体でのセロトニン5-HT2A受容体遮断

 

3.前頭前野でのドパミンD2受容体遮断

 

4.下垂体でのセロトニン 5-HT2A 受容体遮断

 

5.下垂体でのドパミン D2 受容体遮断

 

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問28の解説

1.「×」

 

2.「×」

 

3.「×」

 

4.「×」

 

5.「〇」プロラクチンは、脳下垂体前葉から分泌されるホルモンで、乳汁分泌を促進します。

プロラクチンは、ドパミンにより抑制されていますが、D2受容体遮断作用を有する抗精神病薬(リスペリドン((リスパダール))など)を服用すると、プロラクチン抑制が解除されるため、プロラクチンが遊離し、高プロラクチン血症を起こし、乳汁分泌、女性型乳房、月経異常、射精障害、勃起不全などの副作用が発現します。

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