2016年に「レモネードスタンド」と「小児がん支援」をつなぐ架け橋として設立した、レモネードスタンド普及協会。
文化祭などの学校活動でレモネードスタンドを実施してみることはもちろん、授業で学ぶだけでも、小児がんの現状や募金活動の仕組み、医療が抱える課題やビジネス教育など、様々な社会の側面を知ることができます。
アメリカで広がった小児がん支援の輪
レモンと砂糖と水があれば作れるレモネード。
アメリカでは、子供たちが、お金の使い方を学びながら、お小遣い稼ぎができる体験として、レモネードスタンド文化が定着しています。
あるとき、小児がんと闘っていた少女が、自分と同じような病気の子供たちのために、治療の研究費を病院に寄付したいと考え、レモネードスタンドを開催しました。
この活動がテレビに取り上げられ、レモネードスタンドで集めたお金を、小児がん治療のために寄付するという社会貢献活動としての面も知られるようになりました。
日本の小児がん
小児がんは、日本の子供(1歳から14歳)の死亡原因の第1位。
年間に約2500人もの子どもたちが「がん」と診断されています。
年間に約2500人もの子どもたちが「がん」と診断されています。
小児がんの問題
小児がんは、大人のがんに比べると患者数が少ないことから、治療法や薬の研究開発への支援が少ないという現状があります。
小児がんは進行が早く、種類も多いため、専門医が少ないことも問題となっています。
レモネードスタンド普及協会の目的
小児がんの治療開発に必要な資金のための寄付を集めることです。
レモネードスタンドによって集められた寄付金は、普及協会の運営費とは別に管理され、必要な送金手数料を除いては差し引かれることなく、JCCG(日本小児がん研究グループ)などの小児がん支援団体へ送られます。
参考資料
2023.6.25時点の記事