問30(薬理)
スプラタストの抗アレルギー作用の機序はどれか。1つ選べ。
1.ヒスタミンH1受容体遮断
2.Th2サイトカイン産生抑制
3.トロンボキサン合成酵素阻害
4.5-リポキシゲナーゼ阻害
5.プロスタノイドTP受容体遮断
問30の解説
1.「×」H1受容体遮断薬:オロパタジン(アレロック®)・フェキソフェナジン(アレグラ®)など。
2.「〇」スプラタスト(アイピーディ®)は、Th2細胞からのサイトカイン(IL-4・IL-5)産生を抑制することにより、好酸球浸潤抑制作用およびIgE抗体産生抑制作用により抗アレルギー作用を示します。
3.「×」トロンボキサン合成酵素阻害薬:オザグレル(ドメナン®・カタクロット®)
4.「×」アゼラスチン(アゼプチン®)には、H1受容体遮断作用の他に、5-リポキシゲナーゼ阻害作用がある。
5.「×」トロンボキサン(TX)A2受容体遮断薬:ラマトロバン(バイナス®)・セラトロダスト(ブロニカ®)
※プロスタノイドTP受容体とは、プロスタノイド(プロスタグランジン・トロンボキサン)のうち、TXA2に対して高い親和性を示す受容体のこと。
問30の解答:2
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