第108回 薬剤師国家試験問題 問30(スプラタスト作用機序) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第108回 薬剤師国家試験問題 問30(スプラタスト作用機序)

薬理
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スプラタストの抗アレルギー作用の機序はどれか。1つ選べ。

 

1.ヒスタミンH1受容体遮断

 

2.Th2サイトカイン産生抑制

 

3.トロンボキサン合成酵素阻害

 

4.5-リポキシゲナーゼ阻害

 

5.プロスタノイドTP受容体遮断

 

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問30の解説

1.「×」H1受容体遮断薬:オロパタジン(アレロック®)・フェキソフェナジン(アレグラ®)など。

 

2.「〇」スプラタスト(アイピーディ®)は、Th2細胞からのサイトカイン(IL-4・IL-5)産生を抑制することにより、好酸球浸潤抑制作用およびIgE抗体産生抑制作用により抗アレルギー作用を示します。

 

3.「×」トロンボキサン合成酵素阻害薬:オザグレル(ドメナン®・カタクロット®

 

4.「×」アゼラスチン(アゼプチン®)には、H受容体遮断作用の他に、5-リポキシゲナーゼ阻害作用がある。

 

5.「×」トロンボキサン(TX)A2受容体遮断薬:ラマトロバン(バイナス®)・セラトロダスト(ブロニカ®

※プロスタノイドTP受容体とは、プロスタノイド(プロスタグランジン・トロンボキサン)のうち、TXA2に対して高い親和性を示す受容体のこと。

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