第109回 薬剤師国家試験問題 問67(肝炎ウイルス) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問67(肝炎ウイルス)

病態
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問67(病態・薬物治療)

我が国において、肝硬変の原因となるウイルス性肝炎として最も頻度が高いのはどれか。1つ選べ。

 

1.A型肝炎

 

2.B型肝炎

 

3.C型肝炎

 

4.D型肝炎

 

5.E型肝炎

 

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問67の解説

1.「×」A型肝炎は、生牡蛎などの魚介類からの経口感染が主で、ほぼ自然治癒しますが、稀に劇症肝炎となることがあります。

 

 

2.「×」B型肝炎は、母子感染や血液感染で、10~20%程度が慢性肝炎へ移行し、重症化すると肝硬変となります。

 

 

3.「〇」C型肝炎は、血液感染が主で、70~80%程度が慢性肝炎へ移行し、肝硬変、肝がんと進行します。肝がんの60~70%に、C型肝炎ウイルスが関与しているといわれています。

 

 

4.「×」D型肝炎は、血液感染で、増殖するには、B型肝炎ウイルス(肝炎ウイルスの中では、唯一のDNAウイルス)が必要です。B型肝炎の症状を重篤化させます。

 

 

5.「×」E型肝炎は、鹿や猪などのジビエ肉からの経口感染が主で、ほぼ自然治癒しますが、稀に劇症肝炎となることがあります。

 

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