新年度が始まり、健康診断などで
血圧が高めだからと、減塩を勧められる方も増える時期となりました。
食塩の摂取目標量は、成人1人1日当たり
男性7.5g未満、女性では6.5g未満とされていますが、
なかなか達成できないものです。
- 日本人の食塩摂取量の大半は、醤油・味噌を含む加工食品からの
- 摂取といわれているため、
- 今回は、NHKのあしたが変わるトリセツショーで紹介された
- 一味を使った減塩方法についてご紹介します。
一味とは
一味トウガラシは、乾燥したトウガラシの実を粉末にした調味料です。
トウガラシの辛味成分に、『カプサイシン』があります。
『カプサイシン』は、水に溶けにくく、油やアルコールには溶けやすい性質で
トウガラシをアルコールに漬けると、『カプサイシン』などの辛味成分が溶け出します。
NHKのあしたが変わるトリセツショーで紹介された『魔法の減塩液』の作り方
《材料》
・一味トウガラシ:小さじ1
・ホワイトリカー:150mL
《作り方》
①ホワイトリカー150mLに、小さじ1の一味トウガラシを入れる。
②一晩冷蔵庫に入れる
③一晩経過したら、一味トウガラシを取り除く。
1カ月を目安に使い切る。
魔法の減塩液の使い方
煮込み料理に使う水500mLに対し、塩や醤油の量を30%程度減らして、
魔法の減塩液を小さじ1入れて味見をしてみましょう。
(魔法の減塩液が多いと、辛味を感じます)
ホワイトリカーのアルコール分を飛ばすため、
魔法の減塩液を入れた後に3~5分煮込みましょう。
正田醤油株式会社
正田醤油株式会社の『おいしい塩加減』という醤油は、
食塩分を普通のこいくち醤油の半分に抑えつつ、
カプサイシン(唐辛子の辛味成分)を配合する事で、
減塩醤油の物足りなさを解消した、醤油調味料が販売されています。
最後に
サバの味噌煮・炊き込みご飯などに
魔法の減塩液を使用し、醤油を2/3に減らしましたが
塩味は、普段どおりでした。
ただ、お吸い物に魔法の減塩液を使用したときは、
醤油の減らす量が少なかったのか、
魔法の減塩液の量が多かったのか、
舌に少し、ピリッとする感じがありました。
味見は、大切です。
参考資料
2023.4.23時点の記事