問35(薬理)
アンチトロンビン非依存的に血液凝固第Xa 因子の活性を直接阻害する抗凝固薬はどれか。1つ選べ。
1.エノキサパリン
2.フォンダパリヌクス
3.ダビガトランエテキシラート
4.ワルファリン
5.エドキサバン
問35の解説
1.「×」エノキサパリン(クレキサンⓇ):ヘパリンと同じように、アンチトロンビン(AT)と複合体を形成して、Ⅹa 因子を阻害し抗凝固作用を示します。(アンチトロンビン=アンチトロンビンⅢ)
2.「×」フォンダパリヌクス(アリクストラⓇ):アンチトロンビン(AT)の、Ⅹa 因子阻害を増強させ、抗凝固作用を示します。
3.「×」ダビガトランエテキシラート(プラザキサⓇ):トロンビン阻害薬
4.「×」ワルファリン(ワーファリンⓇ):ビタミンKと拮抗して、プロトロンビンの生合成を阻害して、抗凝固作用を示します。
5.「〇」エドキサバン(リクシアナⓇ):直接作用型Xa阻害薬
※アピキサバン(エリキュースⓇ)・リバーロキサバン(イグザレルトⓇ)も、直接作用型Xa阻害薬
問35の解答:5
2025.4.6時点の記事