第108回 薬剤師国家試験問題 問337(薬用量の計算) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第108回 薬剤師国家試験問題 問337(薬用量の計算)

実務
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膵がん患者(52歳男性、体表面積1.70m2)に対して以下のレジメンに従い治療を開始した。

1コース目に副作用が認められたため、 2コース目はゲムシタビンを20%減量することになった。

2コース目Day1のゲムシタビンの薬液調製に必要なバイアル数として、最も適切なのはどれか。

1つ選べ。

 

 

(レジメン)

薬剤 投与方法 1コース(28日)
ゲムシタビン1,000mg/m2

生理食塩液100mL

主管より30分かけて点滴静注 Day1 Day8 Day15 Day22

 

 

1.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 4バイアル、ゲムシタビン点滴静注用(1g)1バイアル

 

2.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 2バイアル、ゲムシタビン点滴静注用(1g)1バイアル

 

3.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 1バイアル、ゲムシタビン点滴静注用(1 g)1バイアル

 

4.ゲムシタビン点滴静注用(1g) 1バイアル

 

5.ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 4バイアル

 

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問337の解説

設問より、体表面積1.70m2・ゲムシタビン1,000mg/m2とあるので、

ゲムシタビン(ジェムザール)の必要量を求める。

ゲムシタビンの必要量:1.70m2×1,000mg/m2=1700mg

副作用のため、20%減量とあるので、1700×(1-0.2)=1360mg

 

よって、ゲムシタビン点滴静注用(1g)1バイアル・ゲムシタビン点滴静注用(200mg) 2バイアル必要。

 

1.「×」

 

2.「〇」

 

3.「×」

 

4.「×」

 

5.「×」

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