第108回 薬剤師国家試験問題 問336(麻薬の廃棄) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第108回 薬剤師国家試験問題 問336(麻薬の廃棄)

実務
この記事は約2分で読めます。
Pocket

術後の疼痛に対して以下が処方され、薬剤をシリンジ内に全量調製したが、患者への投与前に医師より中止の指示が出されたため施用されなかった。

 

(処方)

フェンタニル注射液 0.1mg/2 mL    5管(2mL/管)

生理食塩液 40mL   2mL/h で持続点滴

 

麻薬管理者がこのシリンジを施設の他の職員の立会いのもと、回収困難な方法で廃棄した。

都道府県知事への届出に関して正しいのはどれか。1つ選べ。

 

 

1.廃棄した7日後に麻薬事故届を提出した。

 

2.廃棄した7日後に麻薬廃棄届を提出した。

 

3.廃棄した7日後に調剤済麻薬廃棄届を提出した。

 

4.廃棄した7日後に麻薬帳簿の該当する箇所をコピーして提出した。

 

5.薬剤調製後であったため届出はしなかった。

 

スポンサーリンク
問336の解説

①麻薬処方せんにより調剤された麻薬の廃棄

他の職員の立会いのもと、麻薬の回収が困難な方法(焼却・放流など)で破棄。

廃棄後 30 日以内に「調剤済麻薬廃棄届」を都道府県知事に届出。

麻薬帳簿にその旨を記載または、廃棄用の補助簿を作成して記録。

 

 

②陳旧麻薬等の廃棄

古くなり使用しなくなった麻薬(期限切れ麻薬)、調剤ミスした麻薬などを廃棄しようとするときは、あらかじめ「麻薬廃棄届」を都道府県知事に届出。

廃棄は麻薬取締員などの指示に従う。

 

 

1.「×」

 

2.「×」

 

3.「〇」

 

4.「×」

 

5.「×」

2023.10.11時点の記事
PAGE TOP