問39(薬理)
ペプチドグリカン前駆体のペンタペプチド末端のD-アラニル-D-アラニンと結合して、細菌の細胞壁合成を阻害するのはどれか。1つ選べ。
1.アミカシン
2.セファゾリン
3.バンコマイシン
4.メロペネム
5.ミカファンギン
問39の解説
1.「×」アミカシン:アミノグリコシド系
タンパク合成阻害
2.「×」セファゾリン(セファメジンⓇ):セフェム系
細胞壁合成阻害:細胞壁合成酵素のトランスペプチダーゼ(PBP)を阻害
3.「〇」バンコマイシン:グリコペプチド系
細胞壁合成阻害:ペプチド末端のD-アラニル-D-アラニンと結合して、細胞壁合成を阻害します。
4.「×」メロペネム(メロペンⓇ):カルバペネム系
細胞壁合成阻害:細胞壁合成酵素のトランスペプチダーゼ(PBP)を阻害
5.「×」ミカファンギン(ファンガードⓇ):キャンディン系抗真菌薬
真菌細胞壁の1,3-β-D-グルカン合成阻害
問39の解答:3
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