問152(薬理)
自律神経系に作用する薬物に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.アコチアミドは、アセチルコリンM1受容体を遮断して、胃酸分泌を抑制する。
2.セビメリンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して、唾液分泌を促進させる。
3.サルブタモールは、アドレナリンβ1受容体を遮断して、子宮平滑筋を収縮させる。
4.ピンドロールは、アドレナリンβ2受容体を刺激して、気管支平滑筋を弛緩させる。
5.クロニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、交感神経活動を抑制する。
問152の解説
1.「×」アコチアミド(アコファイドⓇ):アセチルコリンエステラーゼ阻害作用により、消化管運動を促進させます。
2.「〇」セビメリン(サリグレンⓇ・エボザックⓇ):唾液腺のムスカリン(M3)受容体刺激作用により、唾液分泌を促進させます。
3.「×」サルブタモール(ベネトリンⓇ):β2受容体刺激作用により、気管支平滑筋を弛緩させます。
4.「×」ピンドロール(カルビスケンⓇ):β受容体遮断作用により、心拍数減少、心収縮力低下作用を示します。
5.「〇」クロニジン(カタプレスⓇ):α2受容体刺激作用により、交換神経活動が抑制されるため、血圧が降下します。
問152の解答:2と5
2025.6.26時点の記事