問33(薬理)
メフルシドの利尿作用の機序はどれか。1つ選べ。
1.心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体刺激
2.バソプレシン V2 受容体遮断
3.上皮性 Na+ チャネル遮断
4.Na+-Cl– 共輸送体阻害
5.Na+-K+-2Cl– 共輸送体阻害
問33の解説
1.「×」心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体刺激薬は、カルペリチド(ハンプⓇ)です。
2.「×」バソプレシン V2 受容体遮断薬は、トルバプタン(サムスカⓇ)です。
3.「×」上皮性 Na+ チャネル遮断薬は、トリアムテレン(トリテレンⓇ)です。
4.「〇」Na+-Cl– 共輸送体阻害薬は、チアジド系利尿薬です。
チアジド系利尿薬:トリクロルメチアジド(フルイトランⓇ)
メフルシド(バイカロンⓇ)は、非チアジド系に分類されますが、作用機序は、チアジド系利尿薬に類似し、腎遠位尿細管でNa+とCl-の再吸収を阻害することによって、利尿作用を示します。
5.「×」Na+-K+-2Cl– 共輸送体阻害薬は、ループ利尿薬です。
ループ利尿薬:フロセミド(ラシックスⓇ)
問33の解答:4
2024.4.3時点の記事