問166(薬理)
ホルモン関連薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.テトラコサクチドは、副腎皮質束状層の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)受容体を刺激して、糖質コルチコイドの生成・分泌を促す。
2.オシロドロスタットは、ソマトスタチン受容体を刺激して、成長ホルモンや消化管ホルモンの分泌を持続的に抑制する。
3.カベルゴリンは、下垂体前葉のドパミンD2受容体を遮断して、プロラクチン分泌を抑制する。
4.フィナステリドは、5 α-還元酵素を阻害して、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を抑制する。
5.メチラポンは、3β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素を阻害して、アルドステロン生成を抑制する。
問166の解説
1.「〇」テトラコサクチド(コートロシンⓇ):合成ACTH製剤
2.「×」オシロドロスタット(イスツリサⓇ):副腎皮質ホルモン合成阻害薬(11β-水酸化酵素阻害)
オクトレオチド(サンドスタチンⓇ)・パシレオチド(シグニフォーⓇ)・ランレオチド(ソマチュリンⓇ):ソマトスタチン製剤
3.「×」カベルゴリン(カバサールⓇ):D2受容体刺激薬
下垂体前葉のD2受容体を刺激するので、プロラクチン分泌が抑制されます。(抗プロラクチン作用)
4.「〇」フィナステリド(プロペシアⓇ):5 α-還元酵素阻害薬
5.「×」メチラポン(メトピロンⓇ): 副腎皮質ホルモン合成阻害薬
コレステロールから副腎皮質ホルモンが、合成される途中に存在する酵素(11β-水酸化酵素)を阻害するので、コルチゾールやアルドステロンの生合成が阻害されます。
問166の解答:1と4
2026.5.16時点の記事
