問67(病態)
特発性肺線維症の治療に用いられるのはどれか。1つ選べ。
1.アベマシクリブ
2.インターフェロン アルファ
3.ゲフィチニブ
4.ピルフェニドン
5.ブレオマイシン
問67の解説
特発性肺線維症(IPF)とは、間質性肺炎の1種で、肺胞の壁(間質)が線維化することで、ガス交換が障害される疾患です。
1.「×」アベマシクリブ(ベージニオⓇ):乳がん治療薬(CDK4/6阻害薬)
ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の乳がんに使用
2.「×」インターフェロン アルファ(スミフェロンⓇ):B型肝炎やC型肝炎、白血病などで使用。
3.「×」ゲフィチニブ(イレッサⓇ):再発非小細胞肺癌(EGFR(上皮成長因子受容体)チロシンキナーゼ阻害剤)
4.「〇」ピルフェニドン(ピレスパⓇ):抗線維化作用を有するため、特発性肺線維症の治療薬です。
5.「×」ブレオマイシン(ブレオⓇ):抗腫瘍性抗生物質
問67の解答:4
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