問85(実務)
生後3ケ月の乳児に対する薬の使い方として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.散剤を熱湯で溶かしてから飲ませる。
2.散剤をハチミツに混ぜて飲ませる。
3.散剤に数滴の水を加えてペースト状にし、頬の内側か上あごに塗りつけ、すぐに水を飲ませる。
4.散剤とシロップ剤が一緒に出ている時は、翌日分をあらかじめ混ぜて作り置きしておく。
5.坐剤は冷凍庫に保管し、冷えた状態で使用する。
問85の解説
1.「×」散剤を熱湯で溶かすと、薬が変質する可能性があるので行いません。
2.「×」生後1歳未満の乳児にハチミツを与えると、乳児ボツリヌス症を発症するリスクがあるので、散剤をハチミツに混ぜて飲ませることは行いません。(※生後1歳未満の乳児は、腸内環境が大人と異なり、腸内でボツリヌス菌が増殖しやすいといわれています)
3.「〇」
4.「×」散剤とシロップ剤を混ぜて長時間放置すると、薬が変質したり、苦味が増したりすることがあるので、飲ませる直前に1回分だけ混ぜるようにします。
5.「×」坐剤は冷えた状態で肛門内に挿入すると、刺激で便意を感じることがあります。そのため、挿入する前に常温に戻すか、手で少し温めてから使用します。
問85の解答:3
2024.4.21時点の記事