第109回 薬剤師国家試験問題 問85(乳児薬の使用方法) | 積小為大!!  健康・社会保険・労働に関すること

第109回 薬剤師国家試験問題 問85(乳児薬の使用方法)

実務
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問85(実務)

生後3ケ月の乳児に対する薬の使い方として適切なのはどれか。1つ選べ。

 

1.散剤を熱湯で溶かしてから飲ませる。

 

2.散剤をハチミツに混ぜて飲ませる。

 

3.散剤に数滴の水を加えてペースト状にし、頬の内側か上あごに塗りつけ、すぐに水を飲ませる。

 

4.散剤とシロップ剤が一緒に出ている時は、翌日分をあらかじめ混ぜて作り置きしておく。

 

5.坐剤は冷凍庫に保管し、冷えた状態で使用する。

 

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問85の解説

1.「×」散剤を熱湯で溶かすと、薬が変質する可能性があるので行いません。

 

 

2.「×」生後1歳未満の乳児にハチミツを与えると、乳児ボツリヌス症を発症するリスクがあるので、散剤をハチミツに混ぜて飲ませることは行いません。(※生後1歳未満の乳児は、腸内環境が大人と異なり、腸内でボツリヌス菌が増殖しやすいといわれています)

 

 

3.「〇」

 

 

4.「×」散剤とシロップ剤を混ぜて長時間放置すると、薬が変質したり、苦味が増したりすることがあるので、飲ませる直前に1回分だけ混ぜるようにします。

 

 

5.「×」坐剤は冷えた状態で肛門内に挿入すると、刺激で便意を感じることがあります。そのため、挿入する前に常温に戻すか、手で少し温めてから使用します。

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