問36(薬理)
タキキニンNK1 受容体を遮断して、抗悪性腫瘍薬による遅発性嘔吐を抑制するのはどれか。1つ選べ。
1.オンダンセトロン
2.ドンペリドン
3.アプレピタント
4.ジメンヒドリナート
5.メトクロプラミド
問36の解説
1.「×」オンダンセトロン:5-HT3受容体遮断薬
2.「×」ドンペリドン(ナウゼリンⓇ):D2遮断薬
3.「〇」アプレピタント(イメンドⓇ):タキキニンNK1(ニューロキニン1)受容体遮断薬
抗ガン剤などにより、サブスタンスPの分泌が亢進すると、延髄のCTZ(化学受容器引金帯)に存在する、タキキニンNK1(ニューロキニン1)受容体に結合して、嘔吐がおこります。
4.「×」ジメンヒドリナート(ドラマミンⓇ):H1遮断薬・抗コリン作用
5.「×」メトクロプラミド(プリンペランⓇ):D2遮断薬
問36の解答:3
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