病原細菌の性質に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.黄色ブドウ球菌は、食塩耐性を有しており、マンニット(マンニトール)食塩寒天培地で増殖できる。
2.肺炎球菌(肺炎レンサ球菌)の莢膜は、病原因子であり、貪食細胞に対する抵抗性に寄与している。
3.ディフィシル菌は、芽胞形成能を持たず、食中毒の原因になりやすい。
4.破傷風菌は、破傷風毒素を産生し、弛緩性麻痺を引き起こす。
5.ボツリヌス菌は、ボツリヌス毒素を産生し、強直性痙れんを引き起こす。
問117の解説
1.「〇」黄色ブドウ球菌は、耐塩性であり、マンニトール分解能を持ちます。
2.「〇」莢膜は、好中球やマクロファージからの貪食を回避するのに役立ちます。
そのため、肺炎球菌の莢膜は、貪食細胞に対する抵抗性に寄与しています。
3.「×」ディフィシル菌は、芽胞形成菌で、偽膜性大腸炎の原因となります。
4.「×」破傷風菌は、破傷風毒素を産生し、強直性痙れんを引き起こします。
5.「×」ボツリヌス菌は、ボツリヌス毒素を産生し、弛緩性麻痺を引き起こします。
問117の解答:1と2