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第108回 薬剤師国家試験問題 問66(メトトレキサート・ホリナート救援療法)

以下は骨肉腫に対するメトトレキサート・ホリナート救援療法の初日の処方例である。副作用回避の目的で用いる薬剤Aとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。

 

処方1)9:00

静注グラニセトロン注 0.04mg/kg

生理食塩液 10mL

 

処方2)9:30~9:45

点滴静注A

 

処方3)10:00~16:00

点滴静注メトトレキサート注 12g/m2

7%炭酸水素ナトリウム注 80mL

生理食塩液 500mL

 

以下、省略

 

 

1.アセタゾラミドナトリウム注

 

2.ピペラシリンナトリウム注

 

3.フィルグラスチム(遺伝子組換え)注

 

4.フロセミド注

 

5.メスナ注

 

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問66の解説

メトトレキサート(メソトレキセート)・ホリナート(ロイコボリン)救援療法では、尿pHが下がると、メトトレキサートの結晶が尿細管に沈着するので、尿のアルカリ化と水分補給で、メトトレキサートの尿中排泄を促進させます。(※尿を酸性化する利尿剤(フロセミド・チアジド系)の使用は避けます。)

 

 

1.「〇」アセタゾラミド(ダイアモックス):利尿薬(炭酸脱水酵素抑制薬)

アセタゾラミドの利尿作用は、尿細管でのNa+の再吸収阻害・Hの尿中排泄を阻害のため、尿はアルカリ性に傾きます。(血液pHは下がります)

利尿薬

 

2.「×」ピペラシリン(ペントシリン):ペニシリン系抗生剤

 

 

3.「×」フィルグラスチム(グラン):顆粒球コロニー形成刺激薬

 

 

4.「×」フロセミド(ラシックス):ループ利尿薬

 

 

5.「×」メスナ(ウロミテキサン)は、抗がん剤のイホスファミド(イホマイド)やシクロホスファミド(エンドキサン)の投与に伴う、出血性膀胱炎などの泌尿器系障害の発現抑制に用います。

Kazuanago

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